2008/01/26

なんといぅ。


なんといぅ・・・・

【携帯業界に衝撃、米国企業が多機能携帯の基本特許を取得】

米カリフォルニア州のミネルバ・インダストリーズ(Minerva Industries)社が22日付けで米特許庁から許可を受けた特許(US 7,321,783 B2)が米携帯電話業界に衝撃を与えている。

 今回、ミネルバ社が取得した特許はパームサイズの携帯電話に、インターネット接続やメモリー用のスロットを装備したいわゆる多機能携帯電話の基本概念をまとめた基本特許に近いもの。業界ではこの特許があればほとんど全ての携帯電話メーカーに対しても特許侵害の訴訟を起こすことが可能といった見方が強まっている。

 ミネルバ社では同社の多機能携帯電話の特許許可が下りたことを受けて、さっそく同日付けで米アップル社に対してアップルのiPhoneはミネルバ社の保有する多機能携帯電話の特許を侵害するものだとする訴訟を米テキサス州地方裁判所に提訴。

 また、モトローラ、ノキア、アルテル、AT&Tモビリティー、ドブソン・セラー、ヘリオ、ヒューレット・パッカード、メトロPCSワイヤレス、スプリント・スペクトラム、ネクテル・テキサス、ネクルテル・サウス、ネクステル・ニューヨーク、ネクステル・ミッドアトランティック、ネクステル・カリフォルニア、ネクステル・ウエスト、TモバイルUSA、トラクフォン・ワイヤレス、セルコ・パートナーシップ、ヴァージン・モバイルUSA、ハイテク・コンピューター、HTCアメリカ、京セラ・ワイヤレス、LGパーム、パンテック・ワイヤレス、三洋、UTSスターコム、ソニー・エリクソン、サムスンのそれぞれにも同様の訴訟を近く提訴する予定。

 ミネルバ社ではほとんど全ての携帯電話メーカーに対して特許侵害の訴訟を起こしていくものと見られており、携帯電話メーカー各社ではミネルバ社の今後の動きに対して警戒を強めると共に、こうした基本特許を認める米特許制度自体にも疑問点を投げかける状況となっている。

 画像はミネルバ社の特許申請書に掲載されている特許の概念図。


http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200801261048